忍者ブログ

Lethe

RECENT ENTRY
(02/24)
(01/07)
(12/25)
(07/07)
(05/09)
(03/30)
(03/17)
(03/11)
(03/03)
(02/28)
(02/18)
(02/17)
(01/28)
(01/27)

2025/05/12
01:08
[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2009/06/10
21:29

誰もが認める

幸せな人

を見ていると
自分は何なんだろうかと思う

自分には永遠に無縁な気がする

毎朝、同じ時間の電車に乗って
毎朝、一日が始まってしまうことに溜息をつく

空を見上げて飛行機を探す

何してんのかわかんなくなる





他の生徒とは異って、彼の将来は少しの華やかさも無かった。
何の感激もなく、
ただ其の日其の日を引きずられて暮らして居るだけだった。
(中略)
余りにも現実的な幻のない生活である。
彼は疲れ切って居た。
何をするにも物憂かった。

彼等と其のいとしき母 『地図』 太宰治


幸いにも
全く感激がないわけではないが
引きずられて暮らしている感じ
そう
余りにも現実的
そして幻なんてない

勉強をしたほうがいいのだろうが
なんでここにいるのか分からなくなるような状況なため
頑張る理由が見つけられない
こんな言い訳から
ただぼんやり
非常に受動的に過ごしている
こうやって
できない人間
が形成されるんだろうな



『地図』は初期作品集なためか
今まで読んできた作品と少し違う
なんていうか
メジャーで活躍中のバンドが
インディーズ時代に初めて出した音源のような感じ


明日も
明日にずるずる引きずられて暮らすだけなんだろうな
また溜息だ
PR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
URL
FONT COLOR
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら